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『クラウドの未来』読んでみた

クラウドの未来─超集中と超分散の世界 (講談社現代新書)/講談社

序章 クラウドとは何か

第1章 クラウドの描くビジネスのかたち

第2章 進化するクラウド・コンピューティング

第3章 新たな情報通信サービスの潮流

第4章 ブロードバンド時代に通用する電波政策とは

第5章 クラウドブラックホール襲来―日本の製造業の危機

第6章 マス・メディア崩壊

第7章 クラウドを取り囲む障壁  

 

読んでみましたクラウドの未来』

 

 ホスティングシンクライアントとどう違うんだろう…などの疑問には、冒頭付近でクラウドの要件を定義することで答えています。

① 広範なネットワークアクセス(Broad Network Access) ② 迅速性と柔軟性(Rapid Elasticity) ③ 計量可能なサービス(Measured Service) ④ 必要時に必要量を提供する自己完結型サービス(On-Demand Self Service) ⑤ 情報処理資源の共有・蓄積(Resource Pooling)

 

 筆者が特に重視するのは最後の⑤ 情報処理資源の共有・蓄積(Resource Pooling)です。これからは自社内リソースのを超えて、産業インフラ的にプーリングが進み、日本はその波に遅れてるからヤバイというのが基本的なスタンスになってます。  この主張自体は特に目新しいものではなく、本書の価値は豊富な実例にあるように思えました。  クラウドについては、ゆっきーは個人的には本書で語られるポジティブな面と同じくらいに、その注意点にも目を配るべきかなと感じてます。

 

 

 

 「何もかもがクラウドに走っている現状は、非常に心配だ。とても恐ろしいことになると思う。今後5年間で 悲惨な問題がたくさん起きるようになるだろう」 現代のパソコンの先駆けとなった「Apple II」を開発した技術畑のスペシャリストであるウォズニアック氏は 続けて、「クラウドでは皆さんに所有権は一切ない。(クラウドサービス提供会社と契約を交わした段階で) 全てを手放すことにサインしてしまうのだ」と説明した。 「私は、自分が何かを所有しているのだと感じたい。『私のコンピューターには全部揃っているよ』と思って いる人は多いだろうが、クラウドに移行すればするほど、自分で管理できる部分は少なくなっていく」

アップル共同創設者のS・ウォズ氏、「クラウドは今後5年で問題多発」 国際ニュース : AFPBB News http://bit.ly/Z3KYq1  具体的にはこんなことも起きてます。

 ノルウェーに住むリン・ナイガードというITコンサルタントによると、彼女がアマゾンから「購入」したKindle電子書籍が遠隔から消去され、彼女のアカウントも閉鎖されたという。具体的な理由は明らかでないが、ノルウェーに居住するナイガード氏が英国内のユーザー向けにライセンスされているコンテンツを利用していたことが、アマゾンの規約に触れたという可能性は考えられる。こういうケースでは、アマゾンは顧客が購入したライセンスを無効にできることになっている。 「アマゾンで書籍を購入」といえば、普通はその所有権も手に入れたと思うかもしれない。「1クリックでいますぐ購入」といった文言が、そんな誤解を増幅している可能性もある。だが実は、この認識は正しくない。ユーザーが対価を支払って手に入れるのは、コンテンツのライセンスであって、書籍自体ではない。Kindleストアの利用規約を読めばわかるが、Kinldeは書籍を販売するビジネスではない。

Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない « WIRED.jp http://bit.ly/Z3KYq1  ふむ( u_u)  なんとなく私はクラウド慎重派かなあ。単に古いのかもしれません(笑)。