読書感想文

勉強•読書のハウツー本3 「自己満足ノート」も悪くないと思うのです(o&#39&#59;ー&#39&#59;o)ノ

今回はノート作りについてにしてみました(^^)。 読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング ナナ・コーポレート・コミュニケーション ★27万部突破のベストセラー第2弾! 27万人が支持した「100円ノート整理術…

勉強•読書のハウツー本2 ゆっきーは本屋で『○○力』本のここを見るのだ!

では次の本行ってみよう!おー(^0^)一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ/東洋経済新報社 勉強本ブームの中、本書は、著者独自の視点で「大人の勉強法」を展開していく。つまり、小手先の勉強法ではなく、必ず身に付き、一生役立つための考え…

勉強•読書のハウツー本1 脳の本は読んだ後のアウトプットが重要?

それでは『本当に使える勉強法』にどんな感じで勉強本が紹介されているか見てみましょう。第一回目は茂木さんの本でーす。 脳を活かす勉強法 (PHP文庫)/PHP研究所 勉強を始めても三日坊主で終わってしまう、集中できない、記憶が苦手だ、などと悩む人も多い…

勉強・読書のハウツー本を読むシリーズ

一ヶ月ほどテーマを掘り下げる感じで書いたので、リラックスしてパラパラページをめくる読書日記を書こうかなと。(o^—^)ノ コンビニに売ってて、アイスと一緒に買った本。 なかなか面白かったので拾いながら書いてみようと思います。できるビジネスマンの…

相原博之『キャラ化するニッポン 』講談社現代新書

直球が続いたので、ちょっとカーブでも投げてみようと・・・宮内亮治元CFOが高校球児だったからというわけではないですが、変化をつけてみようかと・・・ 序章で著者は次のように書いています。「最近の若者達は、本来の自分の内面とは別の、表層的な「キャ…

宮内亮治『虚構 堀江と私とライブドア』講談社

ライブドアの新しいニュースですね。□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 「「ライブドア」の社名消滅 来年1月に「データホテル」に変更」 msn産経ニュース11/7 http://goo.gl/o4fne □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 韓国ポータルサイト最…

佐々木俊尚『ライブドア資本論』日本評論社

ホリエモンとは誰だったのか さて、本山美彦さんと野口悠紀雄さんの金融論を比較する前に、すこし具体的なイメージを補助線としてひいておきたいと思います。 ホリエモンさんでーす(^^)。 裁判も結審し、みそぎ中の堀江氏をめぐっては、これまで数えきれ…

本山美彦『格付け洗脳とアメリカ支配の終わり』ビジネス社

それではゆっきーの格調低い男性論を中断して、格調高い経済学の方のお話に移ります(^^)。「金融博徒たちはリスクの悪質な誤用を意識的に行なっている。例えば、破産が確実な低所得の人に、目も眩むような高い利子で強引に金を貸し付け、貸付を受けた人…

本山美彦『金融権力』岩波新書

もう一度1940年体制を考えてみる 野口悠紀雄さんの本で「1940年体制」をしばらく見てきましたが、小泉政権時代に行われた様々の金融改革はまさに、アメリカによる再度の1940年体制の打破っだのではないかな・・・と『金融権力』を読みながらそん…

本山美彦『金融権力』岩波新書

格付け会社に格付けしてもらわなくても・・・ さて、ラップで遊んで『金融権力』に戻ります(^^)。 格付け会社の権力性について考えようとしてたのですが、例えば企業情報を公開する義務のない会社、未上場の会社はそうした格付け圧力に直接さらされることは…

本山美彦『金融権力』岩波新書

私の格付けってどのくらいだろ(ーー) 金融立国か製造立国かを仮にVSさせてみたのですが、皆さんのご意見はどっちかに偏ることは問題であるということでした。 考えてみれば両方必要なわけなので、VSにしたくなるほど対立が透けてみるという状態自体がおか…

本山美彦『金融権力』岩波新書

金儲けは悪いことである? それでは論点をさらに浮き彫りにしてみたいので本日は・・・ ズバリ 金儲けは悪いことであるのかどうかです。 一度はこのことを頭に浮かべたことがある人は殆どだと思うのですが、明確に悪だと言い切れないのが普通です。だって、…

野口悠紀雄『経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか』東洋経済

勝手にVSにするゆっきー(笑) では、本山美彦さんの本も読み進めたいのだけど、少し前まで読んでいたこの本といっその事ディベートさせてみようかなと思いました。 野口悠紀雄さんは筋金入りの金融立国肯定論者なのでその方がわかりやすいかも。 引用して…

本山美彦『金融権力』岩波新書

さらに金融権力を考える もうすこし金融権力について考えてみたくなしましたので、この本を読み始めました。 著者は、金融権力、特に最近の米国の金融帝国主義的な経済活動を非常に批判的に見ている論客です。 その意味では、このシリーズの『経済危機のルー…

山岡淳一郎『成金炎上』日経BP社

小説ブログの方で「あ〜いま書けそうだから沢山書いとこ」状態になってまして、こっちが疎かになってました。あはは〜。アマチュアは気楽でいいな(^^) こっちで皆さんに見てもらうこと意識して調べ物したり、貴重な(ほんとに貴重な)コメントいただいた…

山岡淳一郎『成金炎上 昭和恐慌は警告する』日経BP社

政界、財界をリードする金子直吉 と 重大なアキレス腱 では池田成彬が主役なので池田視点になっている江上剛作品を離れて、公平を期すため、ちょっと別の本から時代と金子直吉を見てみましょう。 「金子直吉五十二歳、人生の頂点にさしかかっていた。 日本の…

江上剛『我、弁明せず』PHP文芸文庫

前時代的な経営者?金子直吉 再び三井銀行常務室から生中継です(^^)。「鈴木商店さんの商売のやり方を見ておりますと、ちょっと心配になってくるのです。どういう心配かと申しますと、何でもおやりになり、手を広げすぎのような気がするところです。金子…

江上剛『我、弁明せず』PHP文芸文庫

金子直吉という男『我、弁明せず』 第一章「昭和金融恐慌」は、ある商人の登場から始まります。「銀縁の丸眼鏡の奥から、直吉の大きな瞳が池田成彬をにらんでいる。いかにも如才ない様子で、瞳に表情があるかのようによく動く」 成田成彬は当時三井銀行の筆…

江上剛『我、弁明せず』PHP文芸文庫

高橋是清と対比してみたい人物 池田成彬 高橋是清と田中角栄の対比を進める前に、もう少し高橋是清を掘り下げてみようかと思いました。 昭和恐慌とその後の日本経済史の流れを考える上で、ケインズ型の経済政策とサプライサイドエコノミクスの市場主義経済政…

江上剛『我、弁明せず』PHP文芸文庫

高橋是清と対比してみたい人物 池田成彬 高橋是清と田中角栄の対比を進める前に、もう少し高橋是清を掘り下げてみようかと思いました。 昭和恐慌とその後の日本経済史の流れを考える上で、ケインズ型の経済政策とサプライサイドエコノミクスの市場主義経済政…

小林吉弥『高橋是清と田中角栄―日本を救った巨人の知恵 』知恵の森文庫

やはり歴史は繰り返す? この本がユニークなのは、書名にあるように時代がぜんぜん違う 田中角栄 と 高橋是清 を人物、時代の共通点で強引に切ってみせるところにあります。 そしてもう一つ、それらを平成の時代と同じ地平に乗せてくれるところも面白いです…

小林吉弥『高橋是清と田中角栄―日本を救った巨人の知恵 』知恵の森文庫

三島由紀夫論で自分の世界に突っ走り過ぎたので(爆)、本来の私家版昭和日本経済史に戻ります〜。 三島由紀夫が自決して数年で、田中角栄首相が誕生します。 この本は、人物として田中角栄と高橋是清がとても良く似てると指摘しています。そういえば、今太…

野口悠紀雄『経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか』東洋経済

石油ショック乗り越えでは終身雇用も大事だったが それ以上に生産性の問題が本質的だった ズバリ!本書から引用してみましょう!「西ドイツでも日本でも、戦災によって戦前からの工場の多くが失われた。しかしそのために、新しい工場を作ることができた。技…

W.オーウチ『セオリーZ〜日本に学び、日本を超える』CBS・ソニー出版など

経済学 VS 経営学 ? 経済学が動揺している間に、経営学の方では毀誉褒貶激しい「日本的経営論」が気を吐いていました。 日本的経営はスバラシイ!昔からよくあるように、こうした指摘は日本人からではなく外国人がし始めて広まっていったようです。 「多く…

野口悠紀雄『経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか』東洋経済

純粋な市場経済と言えない国の方がなぜ成功したか〜経済学の試練の時代 さて、日本とドイツがかなり戦後経済体制が共通していることがわかりました。そしてそれを支える人材が戦前のエリート中心であることも確認しました。 そして両国とも戦後の混乱期を経…

【閑話休題】幻が幻で亡くなった日々

ここでちょっと寄り道をして、少し前に集中的に取り上げた『幻の1940年計画』アスペクト刊 にもどってみよう。1940年代には実現されかかっていた下記の4つの計画。これは1940年体制がひかれることになった戦時経済の中で消えさってしまったのだが、この時の…

野口悠紀雄『経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか』東洋経済

日本と独はなぜか似ている ヒトラーの経済政策が日本やアメリカよりも成功したケインズ理論の適用である、と言い切ってしまっている『ヒトラーとケインズ』に首肯する前に、独と日本の共通点をもう少し探求してみましょう!上記の本からまとめてみます。・後…

武田知弘『ヒトラーとケインズ』祥伝社新書

よい公共投資と悪い公共投資がある? では、前回ヒトラーの公共政策の簡単な復習をしましたので、今回さらにそれを見ていきます。筆者はここでケインズの重要な概念を持ち出します。「ケインズの失業対策理論には「乗数効果」というものがある。政府が投資を…

武田知弘『ヒトラーとケインズ』祥伝社新書

計画経済の世紀表題に書きましたように、20世紀はある意味で、計画経済の世紀だと言えると思います。その背後にはソビエト連邦の誕生ということだけでなく、経済活動そのものには大規模な国家レベルの計画性がどうしても必要なんじゃないかという、資本主義…

小林英夫 米倉誠一郎 岡崎哲二 NHK取材班 『「日本株式会社」の昭和史―官僚支配の構造』創元社

他人の空似じゃなかった!? 今回はその計画経済の系譜を駆け足でまず俯瞰してみます。「世界恐慌が始まる前年の1928年、ソ連では世界初の計画経済である第一次五ヶ年計画が始まった。この計画でソ連は、農業国から工業国への急速な産業構造の転換を図っ…