小幡績『ネット株の心理学』MYCOM新書
自分でやる予定は今のところないのですが、最近株式投資というものに俄然興味が出てきました。
自分のお金で真剣に投資をしている方からすると素人がなにやら勝手なこと言ってるな〜、だと思うのですが(実際そのまんまその通りです)、本を読むだけで面白いです。
どこが面白いのかといいますと、ズバリ!
人によって言ってることがまるで違うからです(爆)。
しかも大きなお金(そうです、時には人間関係が壊れたり、人間の生き死にに関わったりするほど)が動きますので、当然みんな真剣です。
真剣に議論をすればするほど結論がなんとなく一つに落ち着くというパターンと、曖昧だった論点が見えてきて二つの大きな対立が明らかになるというパターンが一般的にあるそうで、小泉元総理のお得意だった論点を白黒はっきりと短い言葉で演説するのはある人によると、二進法アルゴリズムというらしいですね。0か1かで物事を分類するのが基本ということでしょうか。http://goo.gl/kyJlG
株の議論はそのように見てみると、百花騒乱に見えても、ある対立軸によってとりあえずは綺麗に二分できるようです。
それは・・・!
「個人投資家の皆さんはまず身近で親しみのある株式を買って長期保有しましょう」
「応援したい会社の株を持つことです。社長の考えに共感が持てたりするところ。株主総会に出てみるのもオススメです」
「目先の儲けではなくて配当とか株主優待に注目するのがいいですね。」
「株式は長期で持たないとダメです。毎日上がったり下がったりと一喜一憂せず、頬っておいて気がついたら上がっているというのがいいですね。チャートの動きを見て投資するなんてナンセンス」
みんなどっかで聞いたことありそうです。
一理あるのでしょう。
ところが・・・!
これらのアドバイスは全部間違っています
これが 小幡績『ネット株の心理学』MYCOM新書 第1章「株式投資の常識とうそ」冒頭P21のお言葉でした・・・
では、その対立の軸を見失わないことに気をつけて読んでみたいと思います。
つづく・・・