真壁昭夫『最強のファイナンス理論 』講談社現代新書

デイトレーダーは資本主義社会の救世主たりうるか!?の検討

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 さて、では資本主義経済社会を新たな発展段階へと導いてくれるかもしれない合理的経済人とはどのような人だと期待される人なのでしょうか!

 著者は明快にこう言います。

「おそらく実例を頭に浮かべると、わかりやすいと思われる。合理性の条件を見たいしている人物として、デューク東郷(=ゴルゴ13)を上げることができるだろう。もちろん、実在の人物ではないが、彼ほど冷徹で合理的な人物もいないだろう。」
                    真壁昭夫『最強のファイナンス理論 』P52

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( ̄ー ̄;ハハハハ

 要件がもうすこし具体的に箇条書きになっています。

?デューク東郷も、「合理的」投資家も状況判断能力・実行力は、実際にはありえないくらい高い(同書)

大阪3000円、東京3100円の違いから裁定取引を思いつくのは当たり前。もっと複雑な裁定取引の利益や、利益を生み出すシナリオを瞬時に割り出せないとダメなのかな。

 複雑な数式を駆使したオプション取引などでしょうか(ーー)。

 まあ、少なくとも相手がそういう手ごわい相手であった場合には、こっちも同等のそういう知識で相手方トレーダーと戦争しないとダメということでしょう。投資銀行でたくさんボーナスを貰う人はこういう人だと言えるのだと想像しました。

投資銀行のスター=ゴルゴ13説

?デューク東郷は、依頼人からの依頼の達成(多くは暗殺)を徹底的に追求する一方、「合理的」投資家は自分の効用(欲望の満足度合い)を徹底的に追求する(効用最大化)。(同書)

 ほどほどで満足してはダメで、自分の身の丈を超えた無理はしてはいけないけれど儲けのチャンスは最大限に徹底的にモノにすることがゴルゴレベル。3000円と3100円みたいな例は他にないのかなとか、このケースを完璧に遂行するもっと良い手はないのかとか、常に自分の調査能力を駆使して可能な欲望の満足を探していくなどでしょうか。

具体的には、例えば・・・

昼メシは座って食べるな!

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ということを毎日できる人なのかもしれません。

?デューク東郷は法律こそ遵守しないが、彼自身のルールや天候、距離などの制約条件を受け入れている。それに対し、合理的経済人は法律や予算制約などの制約条件を受け入れている。(同書)

制約条件の順守。万能感に浸らずに常に謙虚に最善のことを淡々とこなす。そして・・・

勝って兜の緒を締める

デイトレで大儲けした翌日これが出来る人は・・・


 最後に、著者は読者に止めを刺すかのように高らかに宣言します!

「ともあれ、経済学の用語を当てはめると、「ゴルゴ13は、合理的である」ということができる。逆にゴルゴ13のレベルに達しない限りは「合理的」の称号をつけることはできない」
                 真壁昭夫『最強のファイナンス理論 』講談社現代新書 P53

( ̄ー ̄;( ̄ー ̄;( ̄ー ̄;ハハハハ

結論としては、そういう人々がデイトレをやれば、活発な裁定取引で常に望ましいバージョンアップを繰り返す新しい資本主義社会への道も開けそうだということになるのでしょうか。

さてと・・・(笑)。

最終的な結論を出す前に、次回、こういう合理的経済人が主役でない、一般人にやさしい(可能な?)経済社会を考察してみます。

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