4堂々と形からはいる(ツール、スタイルを重視する) その5パーソナルキャピタルのストックとフロー
というわけで今回は再チャレンジ的に、本田直之さんの別の本から「人脈資産」について考えてみたいと思います。
人脈と言いますと私のような小娘に似合わない言葉なんですが、本田さんの考えによれば人脈とは「有名人を知っているかではなく、誰に知られているか」「ギブアンドテイクでもギブアンドギブでもなく相手に何が貢献できるか」ということなので、大いに関係ありそうです。
どうやったら相手の人生を充実させ(貢献)、自分という存在を認めてもらえるか(誰に知られているか)ということですから、これは身近なところでいくと、アメブロ活動で誰に刺激を与えることができるか(貢献)、どれだけの人に読んでもらえるか(誰に知られているか)ですよね。
だからビジネスパースンではない私にも関係します(o^—^)ノ。
私はこの本田さんの考え方が大好きです。
それでは『レバレッジ人脈術』ダイヤモンド社 から引用してみましょう。
- 「BS(バランスシート)型」人脈作りのすすめ
- 世の中には、大きく分けて「PL(損益計算書型)」の人と「BS(バランスシート)型」の人がいます。
このうちPL型とは、例えば年収が3000万〜4000万もあるのに貯金がない、という人を指します。これは収入が大きくなればなるだけ、刹那的にどんどん使ってしまうからです。200万〜300万の家賃を払ったり、高級車を何台も持ったりして生活レベルは上がりますが、フローででていくだけ。それを繰り返しているわけです。
これを維持するためには、さらに一生懸命働かなければなりません。すると、高い生活レベルを維持するために働くという循環になってしまいます。インプットもできなくなるでしょう。これがPL型のライフスタイルです。一方、BS型とは、パーソナルキャピタルを積極的につくっていこうとする人です。
お金でいえば、給料が上がっても全部使うのではなく、何%かを投資や貯蓄に回す。それによって徐々に資産ができ、その資産が利益をうんでくれます。例えば3000万円の資産がたまったとすると、年間10%の利回りで回せれば、自分が働かなくとも300万円の不労所得が入ってきます。先に努力することによって、最終的にはその資産が自分の生活を助けてくれるのです。
『レバレッジ人脈術』ダイヤモンド社
この説明文は非常に納得のいくものです。用語や言い回しが金融資産の形成や会計学になってますが、人付き合いや勉強法、アメブロ活動にも応用できます。
- これを人脈づりに当てはめると、PL型は、まさに「短期で」「有名人と仲良くなって」「自分だけ得をしたい」という人を指します。その瞬間は楽しいかもしれませんが、あとには何も残りません。結局、時間や労力という貴重なパーソナルキャピタルを、無駄に消費しているだけです。
『レバレッジ人脈術』ダイヤモンド社
ブログ活動でも自分の書きたいことだけを書くのももちろん自由なのですが、相手に読んでもらうことを考えず、短期でアクセス殺到ブログを目指したり、知名度アップ(ネット有名人グループに入る?お金儲けに露骨につなげる?)だけを目指すのがこのパターンかもしれません。
このパターンですと確かに、その瞬間は楽しいかもしれませんが、結局、時間や労力という貴重なパーソナルキャピタルを、無駄に消費しているだけで、やがて「アメブロ疲れ」になってしまうでしょう。
mixi疲れ、Facebook疲れも、このフロー重視(ストック軽視)のPL型精神活動が原因だと読み解けば、この本田直之さんの図式は驚くべき射程距離を持っていることがわかります。
さて、ではBS型はどんな感じでしょうか。
- 一方のBS型のライフスタイルは、時間をかけてでも、相手との関係を少しずつ深めていこうという考え方です。それによって、やがてはストックが貯まり、自分が動いていなくても人脈が広がったり、貴重なコントリビューションを受けたりできるようになるわけです。
ふむふむ。考え方オッケー!こっちがよさそうだ(笑)。
さてと、ではどうするかなんですが、せっかくPL型とBS型について本田さんの意見を聞いてみたので、別の人がPL(フロー)とBS(ストック)について書いている本も検討してみたいと思います。
つづく(o^—^)ノ