4堂々と形からはいる(ツール、スタイルを重視する) 6情報収集とフロー/ストック

 では今度は情報収集の場面で、フロー/ストックという切り口が役立つか考えてみたいと思います。
 役立ちそうに思えます。こんな本を手にとってみました。

リアルタイムウェブ-「なう」の時代 (マイコミ新書)/毎日コミュニケーションズ
「ストック型」と「フロー型」という言葉について、新聞に例えて説明してみよう。

 新聞を自宅で購読する状況を思い浮かべて欲しい。朝になると、家のポストには朝刊が届けられている(リアルタイムではないが「プッシュ型」の情報配信だ)。
あなたは自宅で朝食を食べながら、あるいは通勤電車で揺られながら、新聞紙を広げる。そして隅から隅までくまなく熟読することはせず、会社が始まる前の限られた時間の中で、ざっと目を通すだけということが多いだろう。
 そして一度目を通した新聞紙はその辺に積んでおき、古紙回収日までそのまま、という流れになるのではないだろうか(もちろん「新聞はじっくり時間をかけて熟読する」という方も少なくないだろうが)。
このケースでは、大量の情報が目の前に流れてきて、あなたはその一部を消化し残りは流れ去って行く。

 これが「フロー型」の情報処理である。


 実は朝刊を定期購読で読むという行為は、情報が手元に届くまでのタイムラグに雲泥の差があるものの、リアルタイムウェブの概念に近い。
ところが何気なく読んでいた朝刊の中に、気になる特集が見つかったとしたらどうするだろうか?古紙回収に因されてしまわないように、あなたはその部分を切り取っておき、後で読み返すはずだ。
しかもその特集に、「第3回」と記されていたら?家の片隅に積まれていた新聞紙の山に向かい、過去の特集部分を探し出そうとするのではないだろうか。
 あるいはその特集のテーマに関する本を、書店や図書館で入手して読もうとするかもしれない。
 このケースでは、情報は流れ去らず、一箇所に保管される。
 あるいは保管されている情報にあなたの方からアクセスし、集めた情報を消費することになる。

 これが「ストック型」の情報処理だ。

『リアルタイムウェブ-「なう」の時代』 マイコミ新書


 ふむふむ。

 新聞を例にしてインターネットでの情報収集について語ろうとしてるようですね。

 次回続きを読んでみましょう。(o^—^)ノ