4堂々と形からはいる(ツール、スタイルを重視する) 12分類は偉大な文化である

 では、前回の情報整理術の脱線として、「分類」について面白い話題を探ってみたいと思います。

 個人の分類ノウハウも面白いのですが、ここは話を思いっきり大きくして世界史の中の情報分類をみてみたいと思います。

ネタ本としてこんなのを参照します(o^—^)ノ。

知の分類史―常識としての博物学 (中公新書ラクレ 236)/中央公論新社
 分けるとは、すなわち知ること。では、古来、人々はどのように森羅万象を分類してきたのか? アリストテレスの『動物誌』やリンネ、ラマルク、フンボルト『コスモス』など、博物学の豊饒な成果。イシドルス『語源誌』、トマス・アクィナスやベーコン、そしてヘーゲル『エンチュクロペディー』まで至る百科全書の巨人たち、さらには、東洋の百科事典から図書分類、そして21世紀のIT時代の分類術……。有史以来、世界中で行われてきた分類の営みを辿りつつ、知の本質を問い直す。異色の世界史。
(Amazon紹介文より)



 この本にあげられている情報の分類は、いわばその時代の超一流の人が、国家のために作ったものなわけで、当然今でも図書館の十進分類や百科事典の項目などに脈々と受けつがれているものも多いです。

 中にはボルヘスフーコーが紹介して有名になったこんなちょっと笑える知の分類法もあります。

『シナのある百科事典』の動物分類

a.皇帝に属するもの
b.香の匂いを放つもの
c.飼いならされたもの
d.乳呑み豚
e.人魚
f.お話に出てくるもの
g.放し飼いの犬
h.この分類自体に含まれているもの
l.気遣いのように騒ぐもの
j.算えきれぬもの
k.路舵の毛のごく細の毛筆で描かれたもの
L.その他
m.いましがた壷をこわしたもの
n.とおくから蝿のように見えるもの


(´ρ`)なんですか〜コレは…。思いつきも入ってそうだし(爆)、だいいち「h.この分類自体に含まれているもの」って入れ子になってるし(@@)

 でも、当時はオオマジメ(ーー)。

 だから何か学ぶべきものもあるのかもしれない…


 というわけで、いろんな古今東西の分類見ながら、今日のライフハックのために世界最強の情報分類術を探そうではありませんか(笑)


つづく(o^—^)ノ