4堂々と形からはいる(ツール、スタイルを重視する) 18分類は創造的な行為だ
図書館をはじめとした知の分類について脱線しましたが、もうちょっと身近な分類の行為を考えてみたいと思います。
【アイデアや発想を広げる分類術】です
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣/東洋経済新報社
たとえば、「楽しい」の類語には、心地よい、うれしい、たまらない、気持ちがよい、満足する、上機嫌、幸せといった言葉があります。
いわば言葉の親戚関係です。
この親戚関係を使って発想を広げることができます。
たとえば、「節約」というコンセプトの商品を考えるときに、節約という言葉にこだわっていては発想は広がりません。
そこで類語を探してみる。
そうすると、倹約、削減、締めつけ、緊縮、ツメに火をともすような、省エネ、省力化、うまく使う、切り詰める、浮かす、セーブするなどのさまざまな言葉が出てきます。
(『整理HACKS!』より)
こうした類義語を膨らませる発想は、情報探索にも使えます。ただ単純にサーチ(検索)するのではなく、創造的に「発掘」する情報探索です。
私たちはグーグルの検索窓に最初打ち込んだ言葉をきっかけに、検索結果から連想される関連語を次々と入力して検索を繰り返しますが、これは無意識のうちにこの創造的な分類を頭に中で行っていることだといえるでしょう。
先日来日して講演した米Facebookでグローバル・クリエイティブ・ソリューション・ディレクターを務めるMark D'Arcy氏はFacebookのマーケティング活用のポイントを9つ紹介し、そのなかで次のような興味深いことを言っています。
2つ目は「SEARCH(検索)からDISCOVERY(発見)」。
ソーシャルウェブの普及で大量の情報が流通する、いわゆるビッグデータ時代において、ユーザーが最適な意思決定を効率的に行えるように、デジタルを通じて的確なアドバイスを提供し、発見してもらうことが重要であるという。
Facebookマーケティングで押さえるべき9点とは、本社ディレクターが指南 -INTERNET Watch http://bit.ly/U0bMb8
インターネットは単にサーチするだけでなく、発見の時代に来ているのだと言えるのかもしれません。
つづく(o^—^)ノ