ウェブ2.0親和性 5主人公はステージごとに成長する

 では連載長寿漫画マンガマーケティングの続きです。

 日本のマンガというのは連続性に対して、世界的にも非常に高度に発達した媒体である。
 毎号毎号、次も読む気にさせることを意識してストーリーがつくられ演出されているため、緊張感がまったくとぎれないのだ。
 面白いマンガの第1巻を読み始めてしまい、全巻を読み終えるまで止められなくなったという経験をしたことのある人は多いだろう。
 これは連続性に対して超高度に発展したマンガというコンテンツの力である。
 この「連続性」という観点でメールマガジンを見れば、多くの駄メルマガが一回完結のコンテンツのみで構成されていることが分かるだろう。
次を読みたい、という気持ちにさせられないので、実にあっさり配信中止にされてしまう。

ロングテールの法則』東洋経済新報社


 うむ。それはそうかも(^o^)。じつは別ブログのカチンコ方式もそれだ。一話完結型にしろ!とご指摘を受けたこともあるけどまあ、程度問題で次に引っ張るのもアリかなと…。
(^^;;


 連続性を持ったコンテンツとは、連載マンガのように、始まりがあり流れがあり、そして終わりがあるコンテンツである。
だから顧客から配信してほしいという申し込みがあったら、常にコンテンツの最初の部分から配信し始める。
通常のメルマガのように、申し込んだらその時の最新号が送られてくるという形式ではない。

 そしてコンテンツは、次を読みたくさせる内容になっていなければならない。
 次を読みたくさせる内容とは何か? それは主人公の成長物語だ。
 「スターウォーズ」「機動戦士ガンダム」「頭文字D」「ガラスの仮面…長く続き、視聴者、読者の心を離さないコンテンツはすべて、主人公の成長が描かれている。
 主人公は様々な敵や障害、そして自分との闘いに敢然と立ち向かい、そして勝利を収めるのである。

ロングテールの法則』東洋経済新報社


 カツオやゴルゴや両さんは歳をとらないじゃないか!とかじゃなくて(笑)、新たなステージの新たな課題をゲーム(これも今や日本のお家芸か)のようにクリアしていくといったことを著者は言っているようです。

 例えば、アイクレオという会社がある。
乳幼児向けの粉ミルクを販売しているメーカーである。

 この会社ではお母さん向けのメールマガジンを発行しているが、普通のメールマガジンとちょっと違っている。

 妊娠5カ月からスタートし、赤ちゃんの誕生、そしてその後の赤ちゃんの成長に合わせた内容を自動的に送っているのだ。
 私も現在3歳になる子供がいるが、子育てはまさに闘いだった。
 抱き方、ミルクをあげる量やタイミング、お風呂の入れ方まで、1つlつ学んでいかなければいけない。

 子供だけでなく、親も何も分からない状態から、一つ一つ成長していくのである。
 おっぱいの時期から離乳食に変われば、必要な知識も変わってくる。
 子供が歩き出せば、1日中寝ているときにはなかった別の新たな心配が生まれてくる。
  成長に応じて悩みが減るということはなく、成長すれば、そのステージに応じて新たな心配ごとや悩みが生まれるのである。

 アイクレオのメルマガでは、この赤ちゃんとお母さんの成長ステージに合わせた育児上の注意点を、メルマガで配信している。
 顧客の成長を、メルマガで手助けしているのだ。

 また、連続性のあるコンテンツにより顧客の成長を助けると、その成長によってさらに高度な事柄を理解してもらうことができるというメリットも生まれる。
 育児の例であれば、例えば赤ちゃんの肌は生まれて3カ月くらいまでは脂っぽい。
 しかしその後は急速に乾燥が強くなるということを知らなければ、乳児性湿疹とアトピーの違いを理解することはできない。

 2次方程式微分積分も、1+1 =2であることや2×2=4であることを覚えなければ理解することはできないのと同じことだ。

 もし顧客に高度なコンセプトを理解してもらおうと思うなら、まずはその前提条件となる事柄を、ある程度の時間をかけて理解してもらう必要がある。
 会計を教えるのにも、いきなり損益計算書を見せるよりも、まずは「さおだけ屋はなぜ出れないのか?」と問いかけた方が、分かりやすいし興味も持てるのだ。

ロングテールの法則』東洋経済新報社


 絞り込みをしないわけじゃなくて、絞り込んだところにストーリーとして誘導するといった感じかな?

 当然、「おっぱい時期部隊」「離乳食時期部隊」「歩き出す時期部隊」ごとに商品と営業マン、企画スタッフがスタンバッているわけですね。ここは完全に絞り込んで戦略を立ててる。

 ゆっきーマーケティング(株)左矢印いつから増資?(爆)的に言い直せば、タイミングとして接触時には絞り込みを行わず、連続したストーリーを提示し、無理なくその切断面ごとに顧客を瞬間的に絞り込み、最適な出口提案しよう、ということになります。

 対面販売が欠かせない営業やB to Bなどバックエンドにシームレスに連結する、フロントエンドのドアオープナーツールとしてもいかがでしょうか?




 おー(^o^)

 やっとマーケティングの話になってきましたぞ。



 ここで

 つづく*\(^o^)/*

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