勝谷誠彦『偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義』扶桑社新書
前回利権を軸にこの本を読み進みたいと書きました。
ブログに書く前にその視点で本書とその続編の二冊を再読したのですが、意外にもその思いつきはなかなか使えそうです。
せっかくなのでこれを簡単な公式にしてみました。
それが以下です(^^)。
『偽装国家』読解公式
実質=偽装+利権
ゆっきーがこの式の言わんとしたいことは、
?実質は偽装と利権によって構成されている。
?また、偽装には利権という下駄を履かせる事でようやく実質とイコールになる
です。
例えば、耐震強度偽装などの建築一般の偽装、談合も入れることができると思いますが、左辺の実質、つまり世の中に出して良いものとは、右辺の偽装されたへなちょこに、お墨付きという札束的やり取り(完了の天下り先確保など含む)があって初めて成立するというものです。
この式を変形してみます。
そうしますと・・・
利権=実質−偽装
となりまして、まさに、左辺の成果物が政治家と官僚が手にするもの、右辺がそれをやる人ということで建築、建設業界となりまして行為と結果がよりはっきりしてきます。
次回、談合をめぐってこの公式を検証してみようと思います!