2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

責任の分業というフィクションの実態〜人造人間はなんと7割に達している!? 隣の人造人間・・・。 まずは奥村氏の文章から引用します。「外国の会社と比べて日本の会社の特徴はなにかと聞かれれば、終身雇用や年功序列賃金などと並んで、すぐに株式の相互…

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

直木賞作家は直木三十五の作品を読破しているのか? 経済学者はアダム・スミスを・・・ 会社形態というのはいろいろありますが、私みたいな素朴な素人は合名会社や合資会社よりも有限会社、一番偉いのが株式会社だと思ってしまう。 これはもっとぶっちゃけ、…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

そもそもなぜ法人は生まれてきたの? というわけで、とってもややこしい人造人間社会が、どうやらたまたまではなくて、必然的な理由で生まれてきたらしい、という予感がして参りました。 素朴な疑問としては、そういうめんどいことをやめにして、結局会社だ…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

人造人間は法人実在説の夢をみるか? さて、では先へ参ります(^^)/ 前回のおさらいですが、株主という存在は、ただ単に会社の重要な行為に関する議決権を有しているに過ぎない、これを別サイドから言い換えれば、会社資産の所有者は人間様ではなくて会社とい…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

”株主”ってどういう意味?そりゃあ、株の持ち主さ! それでは、スーパーマーケットチェーンのオーナーという大富豪は、お腹が減った時自分のスーパーの食べ物を勝手に食べること能わず!っていうのはどういう理屈で論証されるのでしょうか。 ズバリ! 「株主…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

会社は最初は、個人の商店であるような場合が多いと思います。もちろん、最初から大きな資本が準備され、いきなり資本金何十億という会社が大きな会社の関連会社として設立されるというケースもたくさんありますが、ライブドアは少なくとも東大時代に堀江貴…

相原博之『キャラ化するニッポン 』講談社現代新書

直球が続いたので、ちょっとカーブでも投げてみようと・・・宮内亮治元CFOが高校球児だったからというわけではないですが、変化をつけてみようかと・・・ 序章で著者は次のように書いています。「最近の若者達は、本来の自分の内面とは別の、表層的な「キャ…

宮内亮治『虚構 堀江と私とライブドア』講談社

ライブドアの新しいニュースですね。□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 「「ライブドア」の社名消滅 来年1月に「データホテル」に変更」 msn産経ニュース11/7 http://goo.gl/o4fne □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 韓国ポータルサイト最…

ホリエモン登場の背景3「最後の恩恵」か「つまずいた出発」か

ライブドア最高財務責任者の胸中 今回は、ライブドアが上場企業として登場したあたりに的を絞って背景を見てみようと思います。 元最高財務責任者の宮内亮治さんの著書『虚構 堀江と私とライブドア』講談社 が一番間近でそういう雰囲気を感じた人の肉声が溢…

ホリエモン登場の背景2〜完全無視する完全勝利は可能か?

源義経、ねずみ小僧、東条英機、総会屋、任侠の徒、小沢一郎、ルパン三世 (ーー) ・・・○○えもん?「敵対的買収という危機感のない経営者にバブルの戦後処理はできない!」 前回こう書きましたが、こうした正論は時に爆発的に受け入れられるときがあると思…