宮内亮治『虚構 堀江と私とライブドア』講談社
ライブドアの新しいニュースですね。
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「「ライブドア」の社名消滅 来年1月に「データホテル」に変更」
msn産経ニュース11/7 http://goo.gl/o4fne
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韓国ポータルサイト最大手NHNの日本法人でゲーム配信サービスを手掛けるNHNジャパンによる買収だそうです。
と、ちょっと寄り道をしましたが本に戻ってと・・・
小説ブログの方を恒例の(?)短期充電期間にしてしばらくまたこちらで遊ぶことにしました〜
金融ゲームのババが最初に手持ちの札の中に入っていた(嘆)ライブドア上場時の、その使わないといけない上場益の60億円というジョーカーゆえに方向づけられてしまったライブドアのその後をもう少し見ることから再開します。
M&A劇場の幕開け
「マスコミが「M&A」と呼ぶことになるニッポン放送買収劇が幕を開けるのは2005年2月8日である。この日が大変な一日になるのは予想していた」
マスコミが名付けた「劇場」。
これはまさに言い得て妙だった。それは騒ぎとして観客がそれを盛り上げたというだけではなく、当時の政権の「小泉劇場」の小劇場としてのそれなりの意味を持つ(はずであった)劇場であったと思います。
世界潮流としての新自由主義的改革劇場、そして古い自民党をぶっ壊すというドメスティックな因習的構造打破の大舞台連続公演の一環としての小劇場の講演は単なるアプレゲールの株価操作のためのパフォーマンスというだけではない部分もあったようです。
少なくとも、当時はそう考える人々は大勢いました(こぞってその後、一方的に騙されたように言い出すわけですが)。
「ライブドアが「小泉改革」の”鬼っ子”だというのは事実である。証券改革、規制緩和の波に乗り、ライブドアは株式100分割や高株価を利用したM&Aを仕掛け、既存秩序の反発を生みつつも、ライブドアの企業価値を高め、株式時価総額を大きくしていった。」
というわけで、このあたりの大きな流れの位置づけを、別の本を参考にしながらもう一度整理しようと思います。
つづく・・・。