【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その3

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)/筑摩書房
第一法則の「神の視点」とは、「全体を怖轍する視点」のことである。

たとえばインターネット事業者と顧客の関係で考えてみよう。ネット事業者とは、顧一人ひとりに対してあるサービスを提供する存在である。ヤフーはメディア的な情報サービスを、楽天は商取引や金融サービスをそれぞれの顧客に提供する。
これがネット事業者に対するごく普通の理解である。

しかし同時に、こうしたネット事業者は、100万人単位とか1000万人単位という、ほぽ不特定多数無限大と言ってもよいほど膨大な量の顧客が、「そのサービスを利用して何をしているのか」についての情報(誰が何をいくらでいつ買ったか、どんな記事を読んだか)をすべて自動的に収集できる。

情報収集コストや情報保存コストが限りなくゼロに近づき、莫大な情報を処理するコストも下がったため、収集して保存するだけでなく、「全体を俯瞰する視点」でその顧客世界「全体」を丸ごと分析し、「全体」として何が起きているのかを理解できるようになった。


別の例で考えてみよう。検索エンジンというのは、検索したい言葉をユーザが入力し、結果としてその言葉に適した情報のありかが示されるサービスである。これが顧客の利便性という視点からのごく普通の理解だ。しかし同時に検索エンジン提供者は、世界中のウェブサイトに「何が書かれているのか」ということを「全体を俯瞰した視点」で理解することができる。そしてさらに、世界中の不特定多数無限大の人々が「いま何を知りたがっているのか」ということも「全体を俯瞰した視点」で理解できるわけだ。

 極めて単純な例から考え方を示したに過ぎないが、膨大な量のミクロな「動き」を「全体」として把握することが「神の視点からの世界理解」である。

梅田望夫ウェブ進化論』より



 長くなりましたが、シリコンバレー精神の申し子グーグルによって可能になったことの第一がこの「全体を怖轍する視点」「神の視点からの世界理解」です。

 世界の広さは予見しながらも、地図を持っていなかったところに実際に地図を提供してくれたと言い換えることもできるかもしれません。

 これが「公」の部分の革命の第一だとすると、「私」の部分、ライフハックでこの「全体を怖轍する視点」を可能にしてくれるのが、なんでも記録してやろうが合言葉の「ライフログだと思います。


 今回は引用を長く取りましたのでライフログを次回に引き継ぎます(o^—^)ノ

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