5ウェブ2.0親和性 2蟻とキリギリス?

 死に筋大復活のマーケティングは、先にも例にあげたアマゾンのロングテールが有名です。まず、何がロングテール=長い尻尾なのかグラフで確認してみましょう。

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 左の黄色恐竜の頭ヘッドの部分が上位売り上げのほとんどを占めてます。それは直感的にも「まあそうだろうなあ」と感じるところです。
 
 これは全体の80%のアウトプットが全体の20%の要因によって構成されているというパレートの法則という売り上げ分析以外にも発見できる興味深い現象です。

80対20の法則を覆す ロングテールの法則/東洋経済新報社
 パレートの法則または「80対20の法則」は、ビジネス界においては普遍的な経験則として広く知られている。

例えば、

「売上の80%は、顧客の20%が生み出す」
「売上の80%は、商品の20%が生み出す」
「売上の80%は、社員の20%が生み出す」
「トラブルの80%は、顧客の20%が生み出す」…

 パレートの法則が当てはまるのは、経済やビジネスの世界だけではない。
 実は自然界でも頻繁に見られる現象のようだ。
 そもそもパレート自身がこの法則を発見したのも、家庭菜園でエンドウ豆を育てていて、豆の80%が20%のサヤからもたらされていることに気づいたことからだとされている。ミツバチの世界でも、働きパチはよく働く20%と、普通に働く60%、あまり働かない20%きれいに分けられるそうだ。
ルの法則豆の剖%が却%のサヤからもたらされていることに気づいたことからだとされている。

「売上の80%は、顧客の20%が生み出す」この現象は、社員教育や学校教育の世界でも応用されている。
どうやらこの「80対20の法則」は、人間社会だけではなく、宇宙全体、物質世界全体を普遍的に支配する法則のようだ。
ロングテールの法則』東洋経済新報社





 なかなかオモシロイ法則です(^o^)。

 このシリーズの主題で言いますと、この80%に注目するのがいわば「売れ筋マーケティング」で、20%に注目するのが「死に筋マーケティング」と言えましょう。


 でどうやって?

 20%の蟻さんが全体を引っ張るというのは直感的にもそうなのかもなあ、と思えるのですが、怠け者キリギリスが全体に大きく貢献するというのは?かも…。


 どうやってこのお荷物的な死に筋が全体に大貢献するのか?実際にアマゾンは「80対20の法則」の20を掘り起こすことで大成功しています。

 ではでは、次回このパレートの法則をもう少し詳しく見てみましょう!



 つづく*\(^o^)/*