【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その5

こんばんわ(〃⌒▽⌒)ゞ 今朝の続きで〜す。人の記憶力には限界がある。だが、あなたの見聞きしたもの、触れたもの、そして普段は気にかけない自分の位置情報や生体情報まで、人生の「すべて」をデジタルに記憶させれば、いつでも簡単に検索して取り出すことが…

【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その4

前回引用しましたように、グーグルが実現したことの一つは下記のことでした。情報収集コストや情報保存コストが限りなくゼロに近づき、莫大な情報を処理するコストも下がったため、収集して保存するだけでなく、「全体を俯瞰する視点」でその顧客世界「全体…

【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その3

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)/筑摩書房 第一法則の「神の視点」とは、「全体を怖轍する視点」のことである。 たとえばインターネット事業者と顧客の関係で考えてみよう。ネット事業者とは、顧一人ひとりに対してあるサービスを提…

【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その2

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (ちくま文庫)/筑摩書房 限られた情報と限られた能力で、限られた時間内に拙いながらも何かを判断しつづけ、その判断に基づいてリスクをとって行動する。行動することで新しい情報が生まれる。行動する者同士…

【ライフハック本の特徴】2シリコンバレー精神親和性その1

さてお次(o'ー'o) 通常のノウハウ本と区別してライフハック本を7つの特徴から斬るシリーズの二回目です! 二回目は「シリコンバレー精神親和性」としました! じゃあまずそのシリコンバレー精神ってなんだ?というところからなんですが、下記は大ベストセラ…

【ライフハック本の特徴】1 GTDと大ベストセラー『7つの習慣』の違い

それで各論にまいります(o'ー'o)ノ 最初の「源流がGTDである」です。 GTDの大前提は「従来までの仕事術は昔の仕事を片付けるためのものであった。しかし今の仕事は違う」(デビット•アレン『ストレスフリーの仕事術』二見書房 日本語版解説「GTDとは何だろ…

勉強•読書のハウツー本5 HACKの7つの特徴

ここ数日この原稿書くためにハック本を渉猟してました。なかなかオモシロイ! そこでノウハウ本の世界で定番の7つにまとめるということをしてみました。しかしこの7つにまとめるというのは、あの『7つの習慣』の影響なんでしょうか・・・。このあたりの本…

勉強•読書のハウツー本4 ハックって何だ?

さて、では予告通りHACK!なる言葉に注目してみましょう。 ある本からHACKの定義を抜き出してみます。「ランチ後15分程度昼寝をすると効率が上がる」「オフィスで椅子に座らず、電話もパソコン入力もミーティングも、ずっと立ったまま処理する」な…

勉強•読書のハウツー本3 「自己満足ノート」も悪くないと思うのです(o&#39&#59;ー&#39&#59;o)ノ

今回はノート作りについてにしてみました(^^)。 読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング ナナ・コーポレート・コミュニケーション ★27万部突破のベストセラー第2弾! 27万人が支持した「100円ノート整理術…

勉強•読書のハウツー本2 ゆっきーは本屋で『○○力』本のここを見るのだ!

では次の本行ってみよう!おー(^0^)一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ/東洋経済新報社 勉強本ブームの中、本書は、著者独自の視点で「大人の勉強法」を展開していく。つまり、小手先の勉強法ではなく、必ず身に付き、一生役立つための考え…

勉強•読書のハウツー本1 脳の本は読んだ後のアウトプットが重要?

それでは『本当に使える勉強法』にどんな感じで勉強本が紹介されているか見てみましょう。第一回目は茂木さんの本でーす。 脳を活かす勉強法 (PHP文庫)/PHP研究所 勉強を始めても三日坊主で終わってしまう、集中できない、記憶が苦手だ、などと悩む人も多い…

勉強・読書のハウツー本を読むシリーズ

一ヶ月ほどテーマを掘り下げる感じで書いたので、リラックスしてパラパラページをめくる読書日記を書こうかなと。(o^—^)ノ コンビニに売ってて、アイスと一緒に買った本。 なかなか面白かったので拾いながら書いてみようと思います。できるビジネスマンの…

ヴェニスの商人の法人論9

「ねえ、堀木くん」 堀木は放心状態でソファに座っていた。 シャイロック2.0はというと、忙しく国際電話をしている。 デーブスペクターの怪しい流暢な日本語ではなく、抑揚は抑え気味だがリズミカルでテンポが恐ろしく早い英語だ。 ボストンの上流階級の社…

ヴェニスの商人の法人論8

「乾杯」 シャイロック2.0はこの上なく上機嫌で杯をあげた。「それでは、君たちに資金調達の極意を教えよう。我が祖先、シェイクスピアのヴェニスの商人のモデルにもなった本家本元シャイロックが一子相伝で伝えてきたものだ。私はくどいようだが仲間にし…

ヴェニスの商人の法人論7

「へえ、これはまた外資系って発想ですね」 堀木とユキコ、そして関西弁をしゃべる怪しいデーブ・スペクターシャイロック2.0の三人は、地下鉄銀座線虎ノ門駅の地上出口を抜けると、虎の門病院を左手に見つつ、たわいもない世間話をしながら徒歩で移動し、…

ヴェニスの商人の法人論6

閑話休題の閑話休題(ワルノリ小説) 「堀木くん、ベンチャー企業の社長さんになったんだね」 ユキコは10年以上前の中学校の教室での堀木を思い出しながら言った。「ああ、ベンチャーいうても資金も何もあらへんし、大嫌いなおやじの工場の事務所の一室借り…

ヴェニスの商人の法人論5

「なあ、君、君のそのプランは他社がやらないうちに早くやるべきだよ。君のような才能は株式公開で早く世にでないと社会的損失とさえ言えると私は考えるね」 シャイロック2.0は言葉巧みに青年を誘惑します。 青年は実は心の奥底では、自分のこのプランは…

ヴェニスの商人の法人論4

資本主義の宿命としての未来への飛ばしの幕開け それでは、シャイロック2.0が活躍する現代のヴェニスの商人の始まりでーす(^^)/。 舞台は東京渋谷 ITバブル盛んなりし頃の渋谷です。 当時渋谷では、シリコンバレーをもじって、渋い(ビター)、谷(バレー…

ヴェニスの商人の法人論3

さて、現代金融帝国資本主義の世界に再び降臨したシャイロックをここでは、そのバージョンアップ版としてシャイロック2.0と名づけましょう(笑)。 そうです。 ピチューがピカチューに進化したように、学校の不良が自衛隊に就職して各種軍事教練を積み不良グ…

ヴェニスの商人の法人論2

それでは、おとめのエッセイを続けます(^^) さて、ミリンダ王たちの楽しい問答があった北インドから、今度は舞台をイタリアへ移します。 そうです、表題のヴェニスです。 なお、本日引用しますのは岩井克人『ヴェニスの商人の資本論』ちくま学芸文庫 および…

ヴェニスの商人の法人論1

堅い話が続きましたので、今回は閑話休題でひさびさの「おとめのエッセイ」でーす。 古来哲学者を魅了してきた『ミリンダ王の問』。 紀元前に世紀後半に北方インドを支配したギリシャ系の王メナンドロス(ミリンダ王)と仏教の高僧ナーガセーナが実際に交わ…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

会社のモノとヒトとの二重性をいったんバラバラにしてみる 其の一 会社をモノにしてしまう編 それではまいりましょう(^^)/「これからわたしは、会社という制度のなかに、会社という法人を純粋にモノにする仕組みと、会社という法人を純粋にヒトにする仕組み…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

ヒト的な責任かモノ的な責任か分類してみよう 書籍の絵が、この間までの岩井克人『会社はこれからどうなるか』平凡社ライブラリーに変わってます。文章的には今回はこちらを使って、前回の責任の三分類を検討したいと思います。 ます、それぞれの責任を、こ…

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

約束事=フィクションとしての有限責任〜その範囲について これまで、有限責任はフィクションだと書いてきましたが、ここでは世の中の決まりごとや社会通念といった、人間によって創りだされた制度(=フィクション)によって鏡にように映し出された瞬間に生…

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

株式会社のメリットと意義の再確認、そしてさらに問題点のあぶり出し 論拠をまだ明確にしないまま、雰囲気だけ不気味な株式持ち合いの法人資本主義を見てみました。 そこで今回は、アダム・スミス級の大物で株式会社賛成論を展開するJ・S・ミルの引用から参…

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

責任の分業というフィクションの実態〜人造人間はなんと7割に達している!? 隣の人造人間・・・。 まずは奥村氏の文章から引用します。「外国の会社と比べて日本の会社の特徴はなにかと聞かれれば、終身雇用や年功序列賃金などと並んで、すぐに株式の相互…

奥村宏『無責任資本主義』東洋経済新報社

直木賞作家は直木三十五の作品を読破しているのか? 経済学者はアダム・スミスを・・・ 会社形態というのはいろいろありますが、私みたいな素朴な素人は合名会社や合資会社よりも有限会社、一番偉いのが株式会社だと思ってしまう。 これはもっとぶっちゃけ、…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

そもそもなぜ法人は生まれてきたの? というわけで、とってもややこしい人造人間社会が、どうやらたまたまではなくて、必然的な理由で生まれてきたらしい、という予感がして参りました。 素朴な疑問としては、そういうめんどいことをやめにして、結局会社だ…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

人造人間は法人実在説の夢をみるか? さて、では先へ参ります(^^)/ 前回のおさらいですが、株主という存在は、ただ単に会社の重要な行為に関する議決権を有しているに過ぎない、これを別サイドから言い換えれば、会社資産の所有者は人間様ではなくて会社とい…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』平凡社ライブラリー

”株主”ってどういう意味?そりゃあ、株の持ち主さ! それでは、スーパーマーケットチェーンのオーナーという大富豪は、お腹が減った時自分のスーパーの食べ物を勝手に食べること能わず!っていうのはどういう理屈で論証されるのでしょうか。 ズバリ! 「株主…